公務員を辞めてフリーランスになるまで【HSP体験談】

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悩める社会人
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・フリーランスに興味があるけど、やっていけるのかな…

・HSPにフリーランスが向いてると聞いたけど…

・公務員からフリーランスはアリ?

このような方々へ、実際に公務員を辞めてフリーランスになった生粋HSPの私が、リアルな実体験と感想をまとめていきます。

本記事は、私の体験談とよくいただく質問への回答をメインにまとめるものです。

フリーランスのなり方などの詳細は、都度記事リンクを貼っていきますので、そちらも是非チェックしてください!

かなり正直に書いていて長いかもですが…参考にして頂けたら幸いです!

HSPの私が公務員からフリーランスになるまで

転職を考えた理由(新卒入庁〜)

私が転職を考えた理由は大きく分けると以下の2点です。

①公務員の働き方
②HSPによる働きづらさ

以下、それぞれについて説明します。

①公務員の働き方

具体的に以下のような理由が挙げられます。

  • やりがいが感じられない決まりきった仕事(市民のために…?)
  • 残業が結構あるが、残業代が60%ほどしか出ない(福利厚生…?)
  • 有給休暇がとりずらい環境(1年目の取得数2日)
  • 休日出勤がある(課による)
  • 上記の割に給料が少ない(手取り16万)
  • 早起きが苦手、朝の通勤がつらい

もともと私はやりたいことが全く無く、安定して生活のできる給料とプライベートが確保できれば、仕事にやりがいはいらないと考えていました。

上昇志向もなく、決められた事務仕事を淡々とこなせるなら天職だと考え、公務員に。

しかし、公務員として働き始め、この考え方は大きく変わりました。

特に若いうちは、自分の頑張りに応じてお金がもらえるような仕事について、たくさん給料をもらいたいと思うようになりました。

また、やりがいがなく給料は低いのに、深夜00時まで、月80時間を超える残業もあれば、残業代は出ない、有給休暇の取得日数は1年目3日、2年目は4日…

公務員でもこんなもんなのか…と沈んでいました。

②HSPによる働きづらさ

具体的に以下のような理由が挙げられます。

  • 監視される環境が力を発揮できない
  • シーンとした中電話に出るのが苦手
  • 周りの人の気持ちに影響される
  • 多くの仕事を請け負ってしまう
  • いつもニコニコすることに疲弊
  • 常に顔色を伺う人間関係に疲弊
  • 仕事をしながら話しかけてくる上司に疲弊
  • 休憩中も話しかけてくる上司に疲弊
  • 毎日1人反省会

  

これらは多くのHSPさんに当てはまることではないかと思うので、説明することは特にありませんが…

HSPが社会で働いていく上で許容しなければいけないとはわかっていましたし、本やネットで少しでも生きやすくする行動法・思考法を実践していました。

それでもやっぱり、もっと合っている職業は無いのだろうか…と考えてしまう毎日でした。

以上による理由から、「転職したい!」というよりは「何かもっと自分に合う働き方は無いのだろうか…」という気持ちで、新しい仕事を探していました。

ただ、何度も自己分析や適職診断をし、自分に合っていると感じて公務員を選択したことは、今でも正解だったと感じています。これらは、公務員として、というよりも社会人として働いて初めてわかったことでした。

フリーランスを選ぶ経緯(入庁1年目10月〜2年目)

ただ、公務員から民間企業に入るのはかなりチャレンジだと考えました。

現状に不満はあるにしても、一般的な民間企業に比べれば、給料面も福利厚生も良い条件で働いているという認識があったからです。

最初はアーリーリタイアも視野に入れ、資産運用の勉強を始めました。将来に向け投資信託と高配当株の購入に合わせ、短期でも増やせるFXの勉強もしました。

合わせて超倹約生活をし、社会人1年目(月収16万)で200万円の貯金を達成しました。

とにかく転職エージェントを活用し、自分の理想の働き方に合う職を探しました。

特にHSPが働きやすく、努力するほど給料がもらえることを優先的に探していたとき、「プログラミング」という仕事に興味が沸きました。

プログラミングは、パソコンに向き合って一人黙々作業できる点がHSPにも向いており、実際コミュニケーションが苦手な人も多いらしい。

ちなみにこの時はフリーランスではなく会社に属したいと考え、企業の目星もつけていました。

ただ、プログラミングなど無縁の人生であったため、実際に入って向いていなければ困ります。実際、簡単では無いという意見も多かったです。

当時の私
当時の私

まあ、とりあえずやってみよう…

するとこれがかなりハマり、本当に仕事にしたいかも、と思うように。

現実味が増し、実際に働いている人や未経験から始めた人の経験談、情報を見ているうちに、未経験からでも「フリーランス」という働き方をしている人が数名いることを知りました。

当時の私
当時の私

フリーランスって在宅で周りに人がいない環境で仕事ができて、HSPにピッタリじゃん…

もちろんまだフリーランスなんて、なれる気も、「フリーランスになるから辞めます」と言う勇気も皆無です。

ただ、自分に向いていそうな仕事が見つかったことの喜びと希望で胸がいっぱいでした。

辞める決意をした理由

それからは、言葉通り死ぬ気のハイスピードで勉強を開始。

  • 通勤の1時間
  • お昼休みの30分(ご飯を15分で食べる)
  • 20時に帰宅した後、22時〜25時まで
  • 休日は8時〜24時まで

正直この期間は、全く苦ではなく、とても楽しかったです。

これまで時間が無いと思っていましたが、時間は作るものでした。

時間を作るためにしたことは下記です。

  • プライベートのSNSを全く見ない
  • 食べる、寝る以外は勉強
  • 飲み会も断れるように
  • 友人とは1回も遊ばなかった
  • 彼氏はほったらかし(申し訳ない)

とにかく勉強させてくれ、という感じで勉強に明け暮れた日々でした。

すると3ヶ月ほどで、一通りの基本的な勉強を終え、簡単な仕事を受けられる状態に。
4ヶ月目で初めての仕事を頂くことができ、とても大きなやりがいと自信を得ました。

この頃に、勉強しながら情報収集も行う中で、フリーランスとして現実的にやっていけると思うようになりました。

具体的に、公務員を辞めフリーランスとしてやっていこう決意したのは、以下の理由です。

  • とにかく楽しく、やりがいがある
  • 実際に未経験から勉強し、仕事としている人がいる(複数に直接話を聞いた)
  • 努力をすれば公務員よりも稼げる
  • 知識として身に付くため、もし上手く行かなくても転職の道が広い
  • 現状の不満を解決でき、公務員を辞めるデメリット(安定を捨てるなど)も許容できる
  • 1年間は生きていく資金がある
  • 半年頑張って生活に必要な資金が稼げない場合、転職活動を始める
  • もし本当に最悪ダメでも、人生コンビニバイトでも生きてはいける

とにかく、自分の中で上手くいくという自信がありました。

こんなに夢中になって勉強でき、4ヶ月で仕事を受けることができ(10万円)、実際に稼いでいる人と繋がっていて、今後のビジョンも具体的に考えている。

周りからはかなり反対され、親からは超長文ラインが飛んできました(笑)。しかし、これらの経緯と自信を伝え、若干強行突破で行動しました。

それまでは親の言う通り、周り合わせて何となく人生を歩んできた自分が、こんなに主体的に行動したり意見を言うのは初めてで、そんな自分にも驚きました。

それでも職場に「辞めます」と言うのはHSPの私にとっては稼ぐことより最難関で、言いづらかったですね…。

1人の上司に伝えるのにタイミングを図りすぎて2週間かかりましたが、言えた時には、まさか自分が…と感慨深かったです。

余談ですが、基本的な学習を終えた頃から、本業で心の強さが生まれました。

自分は実はこんなスキル持ってるし、周りの人より稼げるし、もし何かあっても生きていけます〜といような。

HSPながらに心が強くなり、自分がやる必要のない仕事を断れたりと、少し働きやすくなりました。

なので、転職やフリーランスにならなくとも、スキルとして何かを身につけておくのはとてもオススメです!

フリーランスになってから

Megumi
Megumi

控えめに言っても、最高な毎日です、、、

周りに人がいない仕事はこれほどまでに気が楽で楽しいのかと驚きます。とにかくやりたい仕事をやりたいように集中して進められるのが良いですね。

やればやるほど知識・経験・実力がつき、やるしかないという後押しもあるためどんどん努力することができ、その分収入も上がります。

具体的な数字を出すと、1ヶ月目で公務員の月収を超え、2ヶ月目には50万円を達成しました。

現在も継続して収入を得ながら、仕組化することでどんどん業務時間を減らすこともできています。

それでいて早起きせず、通勤もなく、好きな場所で働き、好きな日を休日にすることもできます。

公務員として自分が働く上で不満に思っていたことが、ほぼ全て解決されました。

逆に公務員の方が良かったと思うことは…「今月収入0だったらどうしよう…」という不安が必要ないことくらいです。(これは人それぞれ、感じ方によると思います)

例えば以下のように不安だった部分も、思った以上にHSPの自分も苦に感じることは少ないです。

  • 自分で営業して仕事を得る必要がある→営業といっても色々な方法あり。需要が高いので、知識と実績を提示してお仕事を頂けたり、知り合いやSNSの繋がり、継続的なお客様から頂くことも多い
  • 仕事が全て自分の責任となる→フリーランスに飛び込む時の決意に比べたらあまり気にならず、「失敗して勉強になった…」と思えるようにもなった
  • 相談しづらい→まず、ネットに情報がたくさんある。そしてコミュニティーやSNSで仲間を作っていたため、聞ける環境も揃っている

とにかくHSPの自分にとっては対人関係がないことのメリットが大きすぎました。

新卒2年で辞めてしまうことに不安もありましたが、早くこの天職に着くことができて本当に良かったと実感中です。

▼早く公務員を辞めることに不安がある方はこちらの記事を参考にしてください▼

20代で公務員を辞めたい→早く辞めよう【実体験】
実際に新卒2年目24歳で地方公務員を退職した私の経験から、20代で公務員を辞めて良いのか・本当に辞めるべきなのかを、辞めたい理由別に検討し、まず取るべき行動・解決策を説明します。

フリーランスを考える人のよくある疑問に回答

おまけとして、フリーランスになることを考える際に良くある疑問に回答します。

人間関係のストレスを減らしたいという理由だけでは失敗しやすい?

人間関係の部分は特にHSPには本当につらいので、全然アリです。

ただ、理由云々より、行動が伴うほどの気持ちの強さと自信がなければ失敗しやすいです。

なぜならHSPはそもそも不安性です。

やっていけるか?お金大丈夫か?今後どうすればいいのか?…精神的に追い込まれ、結局人間関係が無くなっても辛くなってしまいます。

フリーランスは周りの理解も得づらい職種なので、自分が自信を持っていないと、周りの意見に負けたり、追い込まれたりもします。

本当に正直に言うと、上手くいくかな?と不安が大きい段階ではならない方がいいです。

自信をつけるためには、以下のことを必ず実践しましょう。

自信をつけるためにやること
  • 基礎を勉強する
  • 単価感を知る
  • 上手くいってる人の話を聞く
  • 実際に仕事を受けてみる
  • 現実的にかかる経費と予想の収益を考えてみる
  • 1年先までのビジョンを描く(上手くいかなかった時含め)

ここについては、下記の記事で詳しく紹介します。(※すみません、準備中です)

本当にこれで稼いでいける?

上記に同じです。実践して自信がつくかどうか(実際に稼げるビジョンが浮かぶかどうか)です。

実際に稼いでいる人はどの分野でもいると思うので、それを体現できそうかを検討してみてください。

時間がないので、とりあえず辞めて集中して勉強してよいか?

私も時間が無いと思っていたのですが、時間は作るものでした。

そして、時間が作れないと感じている間は、フリーランスになっても失敗する可能性が高いです。

通勤中、昼休憩、仕事終わり、休日にやりましょう。

実際に本気で勉強をしてみて、できれば仕事を受けてみないと、「思っていたのと違った…」となり兼ねません。

ストレスで症状が出ていたり、毎日深夜00時まで残業かつ休日も無いほどなら、辞めるのもアリですが…

HSPにフリーランスは向いている?

私は、めちゃめちゃ向いていると思います。特に人間関係がつらい場合、大きくメリットを感じます。

ただ、もちろんデメリットや向いていない点もあり、そこを許容できるかは人それぞれです。

▼フリーランス自体のメリット・デメリットはこちらの記事を参考にしてください▼

【まとめ】とにかくまずはやってみる!

HSPが公務員を辞めてフリーランスになったら最高だったという話をさせていただきました。
長文を読んでいただきありがとうございます。

HSPさんはフリーランスに向いていると思いますし、20代で公務員をやめて転職することも、公務員からフリーランスになることも、理由は何であれ私はオススメします。

ただ、辞める前に絶対にその職種に挑戦してみてください!

その気持ちがなければ失敗する可能性が高いですし、向いているかどうかも具体的に感じられます。

みなさんが今日から何か行動を始めて、今より働きやすい環境になることを祈っています!

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