本当に公務員に向いている人の特徴5つ【適職だ!→2年で退職】

公務員
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・適職に就きたいけど、公務員は自分に向いているのかな?

・就職先として公務員が良さそうだけど、実際どうなの?

このような疑問を解決します!

私は実際に適職だと感じて新卒で公務員となりましたが、2年で退職しました。

本記事ではそんな私が感じた、公務員の実態から見る「本当に公務員に向いている人の特徴」をまとめていきます。

適職探しの1つのヒントとなれば幸いです!

【前提】公務員の特徴と実態

向いている人の特徴を考えるために、公務員の特徴と実態を把握しておくべきです。

特に知らないで公務員になるとギャップを感じるものに焦点を当てて見ていきましょう。

仕事の特徴

公務員の仕事の内容って、中々具体的にイメージできないのではないでしょうか?

私はホームページで調べ、説明会に参加もしましたがイメージが湧かず、「地域をよりよく、住民が住みやすくするための仕事」と漠然と考えていました。

それは間違いではないのですが、実際の仕事の感覚としては以下の特徴がありました。

  • 決まりきった仕事を淡々と
  • 調整業務、取りまとめが多い
  • 消極的・慎重
  • クレーム対応が多い

確かにやっている内容は地域や市民のためのものです。

ただ実際の仕事としては、

決まりきった事務(=市民の申請手続きや組織内部の契約など)を淡々とこなしたり、公的な立場としてデータを取りまとめたり、市民と国とのつなぎ役(連絡のやりとり)、行事の調整のような事務仕事が多いです。

そのため実感として「より良くするため」とは感じづらい部分があります。

また、かなり消極的で、慣例を好み新しいことを嫌います。

公的組織として本当に正しいのか住民や世間から突っつかれるという側面があるため、どんどん変えていこうという雰囲気は薄いです。

そのため効率の悪い・必要のない業務も多く、それを変えようと思えば逆に大きな手間となります。

クレーム対応も多いです。何でもかんでも要望を聞くことはできず、「できないことはできない」と伝える必要があります。

公的なお堅い立場として、話を聞いてできることを説明する他なく、堂々巡り、「公務員は安定だから」「私たちの税金なのに…」と始まっていきます。

1日一人のクレーム対応で終わることもあります。

もちろん当てはまらない部署や企画を担当する部署もありますが、全体の特徴として上記のような仕事が多いです。

制度の実態

安定・福利厚生が整っているのが公務員の良いところですが、実態として以下の点があります。

  • 年功序列制度、特に若いうちの給料は多くない
  • 残業が多く、残業代は全て出るわけではない(部署による)
  • 休日出勤もあり(部署による)

良くも悪くも年功序列制なので、最初は給料も低く、年数を重ねるうちに上がっていきます。

若いうちにものすごく頑張ったとしても大きく昇進する可能性は低く、逆に昇進してから仕事をサボるようになってしまってもそれなりの給料は保証されます。

また、部署によっては残業も多いです。私は月100時間の残業もありましたし、残業代は7割程度でした。

ブラック企業と比べると良いでしょうが、「公務員だから楽」「絶対プライベートが確保できる」ということは全くありません。

ここまで、私が働いて感じた公務員の特徴と実態を挙げました。これらを踏まえて、「本当に向いている人の特徴」を整理します。

公務員に本当に向いている人の特徴5つ

  1. 一気に稼げなくていいから安定した給料がほしい
  2. 決まった仕事を淡々とこなせ、疑問を持たない
  3. 協調性がある
  4. クレームを気にしない
  5. 特にやりたいことがない

1.一気に稼げなくていいから安定した給料がほしい

一生で考えた際に安定面で1番良いのは公務員です。

逆に努力してその分稼ぎたい人には向きません。

2.決まった仕事を淡々とこなせ、疑問を持たない

疑問を持たずに淡々と事務仕事をこなせるかどうかは重要です。

効率良くしたい、制度を変えたい、何か達成させたいという上昇志向があまりない人が向いています。

3.協調性がある

自分の意思を強く持ちすぎず、人(=上司、地域住民)の意見をしっかり聞き、考えをまとめられる協調性のある人が向いています。

4.クレームを気にしない

クレーム対応は精神的にきつく、休職に追い込まれてしまうケースもあります。

あまり気にしすぎない精神力のある人が向いています。

5.特にやりたいことがない

投げやりのようで、このような人は1番公務員が向いていると思います。

やりたくもないことを一生懸命頑張ることは難しいです。公務員はノルマがなく努力量にもあまり左右されず昇進もできます。

一先ず安定した公務員になり、他にやりたいことができた際に転職を考えることがオススメです。

【ところで】今、公務員に向いていると感じても…

ここまで見ていただき、自分が公務員に向いているか少しでも考えられたかと思います。

ところで、私は、新卒で就職先を探しているとき以下のように考えて公務員を選択しました。

  • やりたいことがなさすぎる(働きたく無い)
  • 上昇思考も昇進意欲もなく、安定した給料がもらえれば良い
  • 決まった与えられた仕事を淡々とやりたい
  • プライベートを大事にしたい
  • 自分の強みは協調性で、人の意見を聞くのが得意

このような私は、公務員が適職だと信じて疑いませんでした。今見ても、このような私は民間企業に入るより公務員が向いていたと感じます。

しかし、私が2年で公務員の退職を考えた理由は以下の点です。

  • 仕事のやりがいがほしい
  • 頑張った分だけ稼ぎたい
  • 自分のやりたいやり方で、効率よく業務を進めたい
  • HSPである性格が、働くことにつらさを感じた

実際に働いてみて私の考え方は大きく変わりました。これは自己分析が足りなかったのではなく、働いてみて初めてわかった自分の価値観でした。

現在の私
現在の私

この価値観を踏まえフリーランスになった今は、仕事の不満が一切なくなり充実した毎日です。

このように、向き不向き(価値観)は実際に働いてみて大きく変わり、考えもつかなかった仕事が適職になることがあります。

特に新卒の方は、適職が何かを悩みすぎず、まず向いていそうなものに挑戦してみることをオススメします。

【まとめ】少しでも向いていると感じたら、悩みすぎず進もう!

適職探しはとにかく悩みますよね…。

しかし、結局働いてみないと本当に自分に向いているかわからないことも多いです。

まずはその仕事の実態を調べてみて、向いていると感じたらあまり悩みすぎず、勉強や対策を始めた方が効率が良いです。

実態を調べるときは、個人の経験ブログ(特に退職済だと正直に書ける)を参考にすることをオススメします。

当サイトでは公務員とフリーランスの実態を、経験から正直ベースでまとめています。他の記事も是非参考にしてみてください!

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