・公務員の働き方に疑問があるんだけど、フリーランスってどうなの?
・公務員からフリーランスになるのはもったいない?
何となくフリーランスという働き方に興味を持ちながらも、公務員の安定性を捨ててることに不安を感じる方に向けた記事です。
実際に私は公務員を辞めたいと悩み、24歳で地方公務員を退職し、フリーランスになりました。
この記事では私の体験談を踏まえ、公務員からフリーランスになることはオススメか、検討のポイントを説明します。
この記事を読めば、
・公務員からフリーランスになることは良い選択か
・公務員からフリーランスになるメリット・デメリット
・実際に公務員からフリーランスになった人の正直な感想
がわかります。
是非検討の一助としていただければ幸いです!
【結論】公務員からフリーランスになることがオススメな人
結論です。
「公務員を辞めたい」という理由だけの人…危険
向いていない、理想の働き方に合わない人…危険
向いている人…是非オススメしたい
→まずは興味のあることを始めてみよう!
理由は、フリーランスは向き不向きの局面がかなり大きいからです。
フリーランスは楽(自由)な仕事ではない
フリーランスは自由な働き方とよくイメージされますが、決して楽な訳ではありません。
フリーランスのメリット・デメリットを後述しますが、向く人にはとてもストレスフリーな働き方となり、向かない人には逆に重いストレスとなります。
フリーランスに興味があるなら考えるべき検討事項
まず重要なことは、フリーランスのメリット・デメリットを知り、自分の性格や公務員を辞めたい理由と比較することです。
デメリットを許容できるか?自分に向いているか?を考える必要があります。一旦「辞めたい」という気持ちは置いて、落ち着いて考えてください。
そこでまだ興味があるようであれば、とりあえず始めてみることを強くオススメします。興味がある分野の勉強をしましょう。
やりながら、「公務員のメリットを捨ててもやりたい、やっていけそう」と思えるかも考えてください。
一方で向いていないと感じた場合は、フリーランスになっても大きなストレスになる可能性が高いです。
検討する手順をまとめると、以下のようになります。
上記5つを考えずにフリーランスになると後悔するので、必ず検討してほしいです。
以下から①について整理するので、読みながら②について考えてみてください。
フリーランスのメリット・デメリット
私が実際に公務員からフリーランスになって感じているものを挙げます。
メリット5つ
前提として、やる気があり、主体的に努力する気持ちがないとメリットにもならないかもしれません。メリットと感じれば、フリーランスが向いている可能性が高いです。
仕事が楽しい
自分がやりたい仕事を選んだのでもちろん楽しく、公務員の時には感じられなかったやりがいを強く感じられます。
努力の分だけ収入が増える
公務員の給料はある程度決まっていますが、フリーランスは(正しい)努力をすればするほど収入を増やすことができます。
仕事も楽しいのでどんどん頑張ることができ、成長のスピードも早く、過去最高月収を達成した時は大きな達成感があります。
場所・時間・仕事が選べる
公務員はこれらは固定されていますが、フリーランスは選ぶことができます。仕事を選ぶことは最初は難しいですが、徐々にやりたいもの・単価の高いものを選べるようになります。
休みの配分も自分で決められるので、この辺りの自由度は高いです。
人間関係が比較的楽
基本的に在宅ワークなので、人間関係に悩まされることがなく、周りの人に左右されることもありません。
私は長時間の雑談タイムと常に監視されている環境が苦手だったので、とてもストレスフリーです。
好きなように仕事できる(効率化)
公務員の非効率的・無駄の多い仕事に疑問を持っていました。
自分のやりたいよう効率的に、必要な業務のみを行えるので、仕事の質もモチベーションも上がります。
デメリット6つ
デメリットは精神的につらく感じるものが多く、許容できない・向いていない人には大きなストレスとなります。次の6点を許容できるか検討してください。
収入が不安定
言わずもがなですが、公務員と違い安定していません。上手く仕事を見つけられないと収入が減る、最悪0になる可能性もあります。
このことから、常に不安な気持ちがありストレスとなります。
この不安感はフリーランス独特で、耐えられずに再就職した方も周りに数名いたので、想像よりかなり大きいことを覚えておいてほしいです。
自分で営業して仕事を得る
公務員は与えられた仕事をこなすだけですが、フリーランスは自分で自分を売り、仕事を獲得しなければいけません。今までのような受け身ではダメです。
また、常に立場は下手(したて)となり、公務員とは全く違います。
営業が苦手な人や、公務員の感覚をそのまま持っているとつらいです。
※私は営業未経験・HSPですが、そこまで苦に感じておりません(むしろちょっと楽しい)。仕事の分野にもよります。
組織に守られていない
福利厚生がなく、怪我をしても手当や休暇はありません。光熱費や文房具は自分の出費、税金や確定申告等の事務手続きも全て自分で行う必要があります。
また、仕事が全て自分の責任となることを忘れないでください。
辞めてみないと感じにくいのですが、公務員(会社員)であることはかなり会社から守られています。
自制心が必要
意外なことですが、最も重要なものの1つです。
フリーランスは仕事をしていなくても誰にも何も言われず、見られてもいません。どうしても気持ちが緩み、怠けてしまいやすいです。
自分で気持ちを律し、仕事に向かっていけるかどうかはとても大切です。
私もフリーランスになった最初はすごくやる気に満ち溢れていましたが、徐々に怠けの気持ちが出てきました。
相談しづらい
公務員であれば、困ったら周りの人や上司、前任の担当者にすぐ相談できます。
フリーランスは周りに人がいないため、相談できる人が近くにはいないことが多いです。
心配性で、すぐ人に聞いてしまう・聞かないと不安という人は、仕事が進めづらいかもしれません。
決まった休日がなくなる(場合もある)
公務員は決まった休みがあり、休みの日は仕事から離れることができます。(休日出勤もありますが、電話は鳴らない、相手とやり取りはしない等何かしら気軽さがないでしょうか)
仕事の仕方にもよりますが、フリーランスは休日も関係なく連絡を取り合い仕事を進めることが多いです。
今日は休日にしようと思っていても急な連絡が来ると、お客様との関係もあり仕事をせざるを得ないケースが多く、完全な休みを作りづらいです。
私は公務員からフリーランスになって良かった【実体験】
24歳で辞めた理由と経緯
私は新卒で入ったばかりの時から「辞めたい」と考えていました。
理由は以下の点です。
・やりがいが感じられない決まりきった仕事(市民のために…?)
・福利厚生面が十分に得られない環境
・上記の割に給料が少ない(手取り16万)
・早起きが苦手、朝の通勤がつらい
・常に周りに人がいる、監視されている状況が苦手(HSP)
・人間関係に疲れてしまう(HSP)
私が特につらかったのはHSPの面でした。
そこでHSPに合う働き方を探していた時、フリーランスを知ることに。フリーランスのメリットが、HSPの自分にピッタリだと感じたのです。
そこですぐにWeb制作に目を向け、勉強を開始。ハイスピードで進めている中で、公務員のメリットやフリーランスのデメリットよりも圧倒的にフリーランスのメリットが大きいと感じるようになりました。
始めて3ヶ月目頃には、「この働き方は自分に合っている」「やっていける」と確信し、4ヶ月目でお仕事を頂くことができ、5ヶ月目で公務員を自信満々で退職しました。
公務員を辞めてフリーランスになった結果
最高な毎日です!!
仕事は楽しくやりがいがあり、自分がやればやるほど収入が上がることはわくわくします。
それでいて早起きせず、通勤もなく、好きな場所で働けます。人の監視や関わりが少なくHSPの自分にぴったりでした。デメリットの部分も、自分にとってはむしろ楽しく感じています。
精神的にストレスフリーなだけでなく、収入も公務員の月収を超えることができています。
24歳からこの充実した毎日を手に入れることができ、しかもまだまだ時間はたくさんあります。
私がこのように満足した結果となったのは、フリーランスの特徴を理解して自分に合っている(現在の嫌な部分を解決できる)と感じ、実際に5ヶ月間の勉強を経て、フリーランスのデメリットと公務員を辞めるデメリットさえも許容できると感じたからです。
もちろん周りからは猛反対を受け、親からは超長文LINEが飛んできました(笑)
しかし、自信と実績があったため説明をして(3分の1くらいは)理解を得、強行突破で辞めました。
私はこの決断をして本当に良かったと思っています。
▼ここまでの詳細はこちらでまとめています▼
【まとめ】向いてそうなら、とにかく始めてみる
フリーランスは決して楽ではなくデメリットもあるため、向き不向きを具体的に考えることは必須です。
検討する手順を再度まとめておきます。
今回の記事の内容を踏まえて、何となく②まで考えられたかと思います。
もし向いているかも?と感じたら、次にやるべきは「③まずやってみる」です。
しかし、これが実行できる人は少ないです。逆に、ここで実行して一歩踏み出すと人生が大きく変わるかもしれません。
私は実行したおかげで人生がとても楽しくなりました。
ここまで読んで頂いたみなさんも、より良い人生を歩めることを祈っています!