・公務員として働いているとスキルが身につかない気がして…
・時間があるから何か勉強してみたい!
・今プログラミングが良いって聞くけど、本当?
・プログラミングは公務員に役立つのか?
このような疑問にお答えします。
私は実際に公務員として働きながらプログラミングを勉強してきました。今は公務員を辞めてプログラミングを本業としています。
そんな私が実際に感じたことをもとに、公務員がプログラミングを勉強するメリット・デメリットと勉強の始め方を解説します。
オススメの言語・教材についても紹介しますので、是非最後までご覧ください!
公務員がプログラミングを学習することはオススメか?
結論です。
かなりオススメ。
ただしやってみて興味が湧かなければ、しんどいだけかも。
私は実際に勉強して、とてもオススメしたいと感ました。
以下から、公務員がプログラミングを勉強するメリット・デメリットに分けて、その理由を紹介していきます。
公務員がプログラミング学習するメリット
メリットは以下の5点です。
- スキルになりやすい
- 転職がしやすい
- 単価が高い
- 自分のペースで勉強できる
- パソコン仕事の公務員業務に生きる
スキルになりやすい
知識や技術として習得できます。
業務を効率化する、Webサイトを作る、などのできることが増えるため、目に見えたスキルとなり、達成感や楽しさにもつながります。
公務員は、「安定」「終身雇用」「年功序列」と言われますが、今後このような体制が継続するかは疑問です。また、公務員の仕事は決まりきったものが多く、普遍的なスキルがつきにくいです。
普遍的に役立つスキルが欲しい、手に職を着けたいと考えている人にはもってこいです。
転職がしやすい
スキルとして身につくため、通常の転職に比べて当該分野への転職がしやすいです。
加えて、デジタル庁の新設や小学校でのプログラミング教育の必修化に視る様に、近年、そして今後はIT分野の需要が非常に高いです。
そのため、求められているスキルのある人材になることができます。
私もフリーランスエンジニアとして仕事をしていますが、需要の高さを実感していますし、多くのお仕事をいただけています。
単価が高い
以下のグラフは、経済産業省が調査したIT関連の業種別平均年収です。
職種にもよりますが、概ね590万〜800万円ほどであることがわかります。
日本の正社員の平均年収は、DODAの平均年収ランキング2020では「409万円」と算出していることからも、IT分野の年収は高めであることがわかると思います。
なお、私の周りには20代で年収1000万を達成している方もいます。
公務員で年収1000万はかなり出世しないと難しいでしょう。特に現状、若いうちはかなり給料が低いので、転職を視野に入れた際には大きなメリットとなります。
フリーランスとして働いていても、時給単価はかなり高いと感じます。
例えば、1ヶ月かけてホームページを1つ制作するお仕事で30〜50万円ほど頂けたり、(実力がつくと)1万円のお仕事を1時間で終わらせることもあります。
自分のペースで勉強できる
ネットやアプリで勉強ができるサービス、完全オンラインのスクールも多いので、自分のペースで勉強を進められます。
私は通勤時間やお昼休みもそれらのサービスを活用し、学習開始から4ヶ月で最初のお仕事を頂きました。
忙しい場合にもスキマ時間を活用したり、ゆっくり進めることもできます。
パソコン仕事がメインの公務員業務に生きる
公務員はパソコン仕事がメインではないでしょうか。
しかも、非効率なものや毎回同じ作業を繰り返す様な業務が多いと思います。
そこでこそ、プログラミングは大いに生きてきます。作業を効率化・自動化できたり、本格的に学べばプラットフォームを作ることもできます。
また、私が1番感じていたことですが、役所で働いている人はパソコンに弱い傾向があります。少しできるだけで、かなり業務を効率的に変え、頼られる「デキる」存在になります。
私は少し勉強しただけで、課のIT担当のようになっていました。
公務員がプログラミング学習するデメリット
デメリットは以下の2点です。
- 興味がないと勉強がつらい
- 公務員の業務に生きづらい言語もある
興味がないと学習がつらい
何となくイメージがあるかもしれませんが、プログラミングは基本的に数字やアルファベットが並びます。
ですが、基本的にプログラミングに触れてこなかった人が抵抗を感じるのは当たり前で、学習すれば理解できるようになります。
しかし、勉強を進めてもそれらに抵抗を感じる場合は、その先勉強を進めていくのはかなりつらいかもしれません。合わないと感じる人には、あまりオススメしません。
ちなみに私は文系でプログラミングには触れたこともありませんでしたが、少し学習を進めると徐々に理解できていくのが、むしろ楽しく感じました。
公務員の業務に生きづらい言語もある
メリットと矛盾するように感じるかもしれませんが、学ぶ言語によっては直接生きづらいものもあります。
実際に私が学んでいたHTML・CSSは、エクセル作業を効率化したりするものでなければ、業務で直接これらの言語を触ることはありませんでした。
ただどの言語を学んでも、プログラミング的思考が確実に身に付き、不思議と何かしら生きる場面が出てきます。
説明が難しく、学んで初めて実感できる感覚なのですが、プログラミングの知識があることで、考え方や作業の仕方の選択肢が大きく広がる、増える、というようなイメージです。
以上を見るとメリットが大きく、特に大きなデメリットは無いので、興味があるのならとにかくまずは学習を始めてみることをオススメします。
ありがたいことに、無料で気軽に始められる学習サービスがありますので、まずはやってみて向き不向きを感じることが重要です。
進める中でどうしても抵抗を感じる場合に、改めて考え直すと良いでしょう。
以下からは、実際にオススメの学習の始め方を、学ぶ目的別にご紹介します。
公務員にオススメのプログラミング言語と学習方法
公務員がプログラミングを学ぶ場合、先程のメリット・デメリット両方に出てきたように言語の選択によって仕事への生き方が変わってきます。
そこで学ぶ目的別に、オススメの言語とその学習の第一歩をご紹介します。
公務員の仕事に生かしたい→VBA
VBAは、エクセルでの業務を効率化できるプログラミング言語です。
公務員の仕事のほとんどはエクセルで管理されているので、VBAを学べば多くの仕事を効率化できます。
例えば、毎日2時間かかっていた作業を1秒(ワンクリック)で終わらせることも可能です。
VBAは、他のプログラミング言語と比較すると難しくなく、一方で基礎部分は他のプログラミング言語にも共通するので、後に他の言語も学びやすくなります。
またVBAはネットの情報量が多いです。
基礎を学んだ後は、やりたいことをネットで調べると方法が出てくることも多く、仕事でも生かしやすいです。
さらに、基本的にプログラミングを行う際には開発環境が必要ですが、公務員のパソコンはセキュリティが厳しいため、開発環境を構築することはほどんど無理です。
VBAは、エクセルがパソコンに入っていれば開発できる点でも、公務員の仕事に直接生きやすい言語と言えます。
学習方法
転職までは考えておらずスキルとして身につけるレベルであれば、VBAの学習はわざわざスクールに通う必要はないです。
紹介する動画学習とネットの情報で、仕事では十分使える様になります。
①ドットインストール 「Excel VBA入門」
ドットインストールは、プログラミング学習導入の定番で、他にも多くの言語を学ぶことができる動画サービスです。
1つ3分程度の動画なので、さらっと見ることもできてしまいます。私も最初はドットインストールの無料部分で学習を始めました。
こちらの「Excel VBA入門」コースは途中まで無料で閲覧することができるので、無料部分を学習してみましょう。
VBAがどのようなものか全体像を把握できます。
さらに学びたいと感じた場合、次の②での動画学習もオススメです。
②Udemy 「Excel VBA[第1弾](超入門)エクセルが自動で仕事する!マクロの魔法 文系・非IT職もできるプログラミング 」
Udemyは、スキル向上を目的としたその道のプロによる動画講義が配信されており、こちらもプログラミング学習者には定番のサービスです。
こちらのコースは、アニメが使用されておりわかりやすくVBAの基礎を学べます。
評価が高いだけでなく、「Udemy for Business」の厳選コースに採用されており、信頼度も高いです。
有料ですが、月1回以上セールを行っており50〜80%引きになりますので、その際に購入しましょう。
30日間の返金保証もついているので、セールの時に購入してみることをオススメします。
私も返金保証を利用したことがありますが、きちんと返金されました!
スキルとして・転職も視野に入れて学びたい→HTML・CSS
HTMLとCSSはWebサイトの見た目を形作っている言語です。
厳密にはプログラミング言語とまでは言えずマークアップ言語というものですが、あらゆるプログラミング言語の基礎となり、習得も比較的(というか最も)簡単なので、初学者はまずはここから、と言われます。
私も最初はHTML・CSSを学びました。
HTML・CSSでプログラミングの基礎を身につけ、さらに学びたい・やりたいものが出てきたら、本格的な言語の学習に進んでいきましょう。
学習方法
HTML・CSSは基本的には独学でも学習可能です。
独学向けに公開されているオススメの無料学習サービスを紹介しますので、まずはそちらで学んでみましょう。
しかし本格的に学んでいこうと思った時、結構挫折します。
実はプログラミングは、コードを書くのと同じくらい、エラーの対処に時間と精神が必要です。書いたコードが思った様に反映されない事態がしょっちゅう起こるのです。
独学の1番の難点は「エラー時に聞ける人がいない」ことです。
めげずに色々試したり調べまくる精神があれば良いのですが、1つのエラーに数日かかることもあり、経験上かなりめげます。(笑)
ここで、挫折してしまうことが多数です。
「本格的に学びたい」「転職を視野に入れている」方は、手っ取り早くスクールに登録してしまう方が、間違いなく効率的に習得できます。
①Progate(プロゲート)
プログラミング学習導入の超定番です。ゲーム感覚で、かなり気軽にプログラミングに触れることができます。
アプリ版がありますので、通勤時間などにスマホでさくっと学習することもできます。
有料部分もありますが、まずは無料部分でプログラミングがどのようなものか触れてみましょう。
私は、スマホで無料部分を学習し、まだやってみたい!となったため、②の「ドットインストール」に移りました。
②ドットインストール「はじめてのWeb制作」
ドットインストールも、プログラミング学習導入の定番です。
1つ3分程度の動画なので、さらっと見ることもできてしまいます。
まずは無料部分までを見ながら実際に自分のパソコンでも動かしてみてください。
こちらの無料部分が終わる頃には、向き・不向きがわかってくると思います。
私は無料部分までを利用して、本格的に学習をしたい!となったため、スクールの利用や有料教材の購入を検討しました。
③プログラミングスクール(無料体験)の利用
スクールを利用する圧倒的なメリットは次の3点です。
- 効率的に学習を進められる
- いつでも質問できる環境を作れる
- 学習モチベーションを維持できる
先に述べた様に、独学で最後まで学習するのはかなり時間と精神が必要です。
スクールを利用することで、学習の道しるべができ、回り道することなく最短で習得できます。その際にエラーが起こっても、専属のメンターが付くため、いつでも質問することができます。
ただ欠点として、スクール利用にはそれなりの受講料がかかってしまいます。
まずは、スクールの無料体験を利用することをオススメします。
通うかどうかは別としても、無料で以下のような体験ができてかなり有益です。
- メンタリングで「IT・Web業界の情報」や「公務員からIT分野への転職について」など、かなり有益な情報を現役エンジニアから聞ける
- 実際にスクールのカリキュラムを体験できる
- スクールを利用する上での不安面を相談できる
プログラミング学習を本格的に始めようと考えているなら、一度受けてみて損はないと思います。
オススメのプログラミングスクール
オススメするプログラミングスクールは次の2つです。
テックアカデミー(TechAcademy)
受講者数No1、現役エンジニアから学べるオンライン完結の超有名プログラミングスクールです。
テックアカデミーは無料体験の内容がとても豊富なので、まずは体験しましょう。
「Webアプリケーションを作ろう」というカリキュラムで、メンターへの質問・相談などを実際に体験しながら、基礎知識を身につけることができるのです。
メンタリングで、プログラミングについてや自らのキャリアについてなど、気になることを現役エンジニアに相談し、有益な話を聞くこともできます。
テックキャンプ(TECH CAMP)
転職やフリーランス転向を考えている方にオススメのスクールです。
転職成功人数No1・転職成功率99%の実績、転職できなければ全額返金制度のある、エンジニア転職希望者にもってこいのスクールです。
メンターに質問し放題の環境で、専属トレーナーと専属キャリアアドバイザーが学習面と転職面の両方からサポートしてくれ、エンジニアとして就職できるよう徹底的なサポートが用意されています。
無料カウンセリングでは、エンジニア転職専門のキャリアアドバイザーが、理想とするキャリアをヒアリングして、そのために必要なことなどを教えてくれますので、是非自分の気になることを何でも相談してみてください。
【まとめ】目的にあった言語を選んで、今すぐ始めよう
公務員がプログラミングを学習することは、スキルとしても、仕事を効率化するためにも、転職を考えても大いにオススメします。
なので、興味があればまずはとにかく始めてみましょう。
始めて見ると思いがけなくハマって、止まらなくなるかもしれません(私です)
みなさんの人生がより良くなることを祈っています!